ハッターを救え!映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』

映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』 (C)2016 Disney. All Rights Reserved.

映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
(C)2016 Disney. All Rights Reserved.

余裕たっぷり!?
離婚で注目されるジョニー・デップ

女優アンバー・ハードとの離婚が報じられるジョニー・デップ。セレブの常識である婚前契約書を交わしていなかったため、440億円ともいわれるジョニーの資産をめぐる財産分与について、注目が集まっています。

結婚当時ジョニーは「絶対に離婚はしないから大丈夫」と述べていたそうですが、2015年の結婚から1年余りで破局。アンバーが離婚の申し立てを裁判所に提出したため、ジョニーは離婚訴訟のスペシャリストとして知られる女性弁護士を雇い、争う姿勢を示しています。

失われた色が示す、
“マッド”ではないハッター

7月1日に公開される、ジョニーの最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、タイトルにあるとおり、時間との向き合い方がテーマ。主人公アリスは、ジョニー演じるマッドハッターを救うため、再びワンダーランドへと向かいます。心を閉ざし、生気を失いかけているハッターは、“マッド(Mad)”な本性とその魅力を失っていることを、色のない特殊メイク(白)が表しています。本作は、ハッターが失われた色(命の輝き)を取り戻す物語でもあるのです。

「白」と「赤」が象徴する
善悪では割り切れない世界

物語の舞台となるワンダーランドを象徴するのは、アン・ハサウェイ演じる「白の女王」とヘレナ・ボナム=カーター演じる「赤の女王」。一般に、白と黒は対になり、光と闇、善と悪というように、ポジティブな意味を受け持つことが多いのですが、本作で白と対になるのは赤。

白には、純粋性や平和といった、好ましいイメージがありますが、空疎な無の状態を示すこともあります。赤が象徴するのは、情熱やエネルギーですが、強烈なパワーが空回りしてしまうこともあります。白と赤を対にすることによって、善悪では割り切ることのできない世界を示しているようです。ワンダーランドは、アリスの心の中を映し出した世界だとも言われています。

時間の旅によって生まれる
新しい「関係性」

ハッターを救うため、アリスはワンダーランドの過去へと時間を遡ります。しかし、離婚訴訟中のジョニーが過去に遡り、アンバーと婚前契約書を交わすこともできないように、ワンダーランドでも過去を変えることはできません。アリスにできるのは、過去から学び、今この瞬間を大切に生きること。アリスの冒険によって、「白の女王」と「赤の女王」の関係が変わり始めると、 ハッターにも生き生きとした色が戻ってきます。

今日の研究では、色は光にはなく、脳にあると考えられています。過去・現在・未来をどのように彩るのは、自分次第。未来が色鮮やかに輝き始めると、過去も違ったものに見えてくるのかもしれません。

【作品情報】

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
URL:http://www.disney.co.jp/movie/alice-time.html
公開日:2016年7月1日(金)
製作:ティム・バートン
監督:ジェームズ・ボビン
出演:ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム=カーターほか
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C)2016 Disney. All Rights Reserved.

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